地域防災拠点訓練を終えて

2017年10月10日

9月10日の防災訓練は、天候にも恵まれて予定どおり実施することができました。

今回は、区役所、大正消防出張所、水道局、小雀小学校校長先生と教職員の皆様をはじめ、地域の消防団、家庭防災員、青少年指導員、スポーツ推進委員、家具固定支援ボランティアなど大勢の方々のご指導とご支援をいただいて訓練を行いました。
今年は一般の方の見学をお勧めしましたが、見学に来られたのは34名で前回に比べ微増でした。
ご協力いただきた皆様、参加された皆様に感謝申し上げます。

安否確認訓練

安否確認の一時集合場所へは、小雀町全世帯の53%から参集していただき、安否情報と意見を交換していただきました。
安否未確認の世帯を減らすため、今年は不参加の事前連絡をお願いした結果、未確認世帯は35%となりました。
立地条件や居住者の年齢構成などで難しい組もあると思いますが、発災時に人命を救うためには最も優先される課題であり、今後も更なる改善を図るため支援方法を含めて改善策を検討してまいります。

主なご意見

サイレンが聞こえない
安否確認の場で出された意見の大部分が「サイレンが聞こえない」でした。
今年は、例年以上に天候等の条件が加味して届かなかったようです。
横浜市内でも津波の到来が予想される沿岸部には、広報の必要性が高いことから防災放送による緊急地震速報と、それに伴うメール配信で行われ、知らされるのは直前です。その場での身の安全を図るのがようやくできる程度の時間差でしかありません。
地震を事前に知らせれることができないとなると、発災後に何を知らせるためにサイレンを鳴らすのか、町内のサイレンの活用と改善については、用途と必要性を踏まえて検討してまいります。
広報車の音量や走行しながらのお知らせが、聞き取りにくいとの改善の要望もありました。
この他のご意見につきましても運営委員会で検討して順次回答してまいります。

防災拠点訓練はとても参考になった

運営委員とともに各組の理事さんに参加していただきました。
参加者のアンケートでは、「知らないことが多かったので参考になった」「直接担当したこと以外の訓練ももっとやってみたかった」などの肯定的かつ積極的な感想が多くみられました。
中でも消防署によるAED心肺蘇生や消防団による救出法、戸塚区ハウスメンテ防災クラブによる家具固定法などが特に好評でした。

防災への備えはまだ半ば

訓練参加者・見学者に回答していただいた「防災への備え」についてのアンケート結果(下図)では、「はい」と肯定的な回答が少しずつではありますが年々増加傾向にあります。
限られた項目ではありますが、グラフを見て、ご家庭で不足している備えに気付いて頂ければと思います。
備えが不十分ということは、被災時に「備えのあった人に頼らざるを得ない」という切ない思いをすることになるのではないでしょうか?

防災情報

まずは飲料水ですが、給水車は巡回しない 小雀浄水場配水池の水は医療機関向け
最低限この2点は心して下さい。
大地震で水道の供給が止まった時、横浜市の給水車は市民向けの巡回給水は行わず、主に医療機関向けに給水を担うことになっています。
市民が飲料水をもらえるのは、発災後4日以上経過後の小・中学校で、と記憶して家庭での備えをしてください。

トイレは5分と待てないことも
健康な方なら水や食料は半日くらい待てないことはありませんが、トイレは一度催すと待てないものです。
特に災害時は、飲料水を優先するため、トイレとなるところを汚すと、清浄にするための水を使うのは極力控えなければならないため、不衛生なところが増えてしまいます。
災害時のトイレ対策はかなり優先度の高いものです。今月の回覧にお災害用トイレパックの申込用紙がありますが、ぜひともご用意いただき、実際に使い勝手を試しておいていただきたいものの1つです。

今回のアンケートには次のような記述がありました。
「避難所まで30分かかるので、なるべく自宅で1週間は耐えられるよう、トイレ、食品などを備蓄している」
「ヘルメット、マスク、食料のローリングストックをすぐ取り出せる玄関の棚に常備」
*ローリングストック・・・非常食を定期的に飲食し、使用した分を補充するという備蓄方法。循環備蓄ともいう。
なお「避難所の備蓄品がわかれば自分が用意するものが決められる」とのご意見もありました。
先月から回覧している防災・区民マップの「地域防災拠点備蓄品一覧」の最下行をご覧ください。
生活用品の枠囲いには(高齢者用・乳幼児用おむつ、生理用品、トイレットペーパー)が、食料、水の枠囲いに(粉ミルク、哺乳瓶、おかゆ、水缶詰、クラッカー、乾パン、スープ)が数量とともに記載されています。

今のところ避難者用の消耗品はこれだけです。
防災区民マップの「家庭での備え」とともに「非常持ち出し品の準備」の欄もぜひご覧になってご用意ください。
これ以外に様々なご意見をいただいていますので、安否確認時のご意見同様、運営委員会の検討結果を順次お知らせいたします。

今回の回覧資料

回覧予定の資料が整わなかったため新たな資料はありません。
引き続き、「防災・区民マップ 戸塚区版」を回覧します。
一度にはとても読み取りきれないほどの内容が盛りだくさんですが、今月は地図裏面の「災害時の医療体制」をご覧いただきたいと思います。

ご存知とは思いますが、防災拠点へお医者さんは来ません。
区内で災害時に医療を担う可能性があるのは、次の病院と休日急患診療所で、地図上に紫の十字を囲うマークが記されています。
被災時にどの医療機関が適するのか下調べをお願いします。

なお、区内だけで不十分な方は、次の検索サービスをご利用下さい。

神奈川医療情報検索サービス

医療機関検索(横浜市医師会)