小雀だより

防災情報「電話が通じなかったら?」

今回は、災害時に電話が通じ難くなった時の連絡手段を紹介します。
今年の地域防災拠点訓練のアンケート結果では、災害用伝言ダイヤルを試みた人は2割のと結果でした。
ちょうど20年前に開発され、その後も改良されている便利な通信手段を使わないのは何とももったいないことです。

電話が通じなかったら?

災害時に電話が混みあうと、さらなる通信障害を防ぐために通信が制限され、通常の電話は被災地と繋がりにくくなります。
しかし110番通報や119番通報および災害時優先電話は制限を受けずに通話することができます。

災害時でも優先される電話

一般には次の2つがあります。
緑色の公衆電話、地域防災拠点の災害時特設公衆電話
これらの優先電話は、繋がりやすくはなりますが、必ずつながるとは限りません。
また、電話は通じる状態でも相手が出られない時もあります。
そのような時に有効なのが次の通信手段です。

災害用伝言ダイヤル 171

特徴
・30秒以内の音声を録音して伝える
・電話をかける番号は171
・録音、再生がどの電話機でもできる
・音声案内に従って録音、再生を行う
・鍵となる「被災地の人の電話番号」の入力を要求されるので、その番号をあらかじめ控えておく必要がある

録音するとき

① 171をダイヤル(録音なら1、再生なら2、との操作案内)
② 1を入力(被災地の電話番号入力の音声案内)
③ 被災地の人の電話番号を入力(確認のメッセージと録音開始の操作案内に従う)
④ 音声を録音(操作案内に従って終了する)

再生するとき

① 171をダイヤル(録音なら1、再生なら2、との操作案内)
② 2を入力(被災地の電話番号入力の音声案内)
③ 被災地の人の電話番号を入力(確認のメッセージと再生開始の操作案内に従って終了する)

基本の録音では、被災地の電話番号を入力すれば、誰でも録音した音声を再生して聞くことができます。
特定の人だけに伝えたい場合は、事前に暗証番号を登録して、その番号を相手と共有しておく必要があります。
また、次のweb171で登録した文章を合成音声で読み上げたものを聞くこともできます。

災害用伝言板web171

パソコンやスマートフォン、携帯電話で連絡しあう人同士で取り決めた電話番号を鍵にして伝言の文章を伝えあうものです。

伝言の登録と確認方法
この手段を利用される方はインターネットが利用できることが前提ですので、動画「映像で見る「171」「web171」の使い方」をご覧頂いて、利用方法をお確かめ下さい。

伝言の登録時と登録された伝言を確認するときに、取り決めた電話番号を入力します。

この取り決めた電話番号は、災害用伝言ダイヤルと同じ被災地の電話番号でも良いのですが、Web171は電話回線の混雑に影響が少ないため、被災地の電話番号に限定されないことが異なります。

携帯電話各社の災害用伝言板も閲覧可能

災害用伝言板web171は同じNTTが提供する災害用伝言ダイヤルとの相互利用ができるのはもちろんのこと、各携帯電話会社が設けた災害用伝言板も検索することができます。

両システムとも体験利用できます。

・毎月1日と15日全日
・正月の三が日全日
・防災週間 8月30日9:00~9月5日17:00
・防災とボランティア週間 1月15日9:00~1月21日17:00

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こすずめ町内会

地縁法人小雀町内会
横浜市戸塚区小雀町1193