9月28日(日)小雀小学校にて防災拠点訓練が行われました。
当日は153名の参加者で、小雀消防団によるAEDの体験訓練、体育館の居住スペースの設営訓練、簡易トイレ訓練、カセットボンベ式発電機の作動訓練、アマチュア無線による区役所との通信訓練、緊急電話の設置訓練、炊き出し訓練を行いました。
訓練には大正消防出張所の飛塚和成所長、小雀消防団、小雀小学校教職員、家庭防災員、戸塚区役所担当職員のご協力をいただきました。
小雀小学校4年生の参加もありました。
訓練参加者にご記入いただいたアンケートの集計
(大人の参加者からの回答)
・AEDの使用方法の説明がわかりやすかった。
・簡易トイレの使用方法がよくわかった。
・居住スペース設営訓練はとても良かった。
・自宅で避難の大切さを改めて感じた。
・避難所までは坂がきつく避難するのは大変だと感じた。
(小学生の回答)
・地震が起きた時の、避難方法が分かった。
・心臓マッサージは大変だけど「助ける」の気持ちで頑張れる。
等多数のご意見をいただきました。
また、居住スペースを体験頂いて、厳しさも感じられたことと思います。
ペットの心配のお声も頂いております。
やはりオススメはご自宅での避難です。
そこで、「お家で避難」のための『保存版防災マニュアル』を12月に全戸配布の予定です。
ぜひご参照ください。
今回の防災拠点訓練には、小雀小学校の生徒さんが多数参加してくれました。
皆真剣に話を聞き、参加型訓練の資材の搬入や設営にも積極的に参加し、万一の避難所設営運営の時にも十分な戦力となることを証明してもらいました。
これには小雀小学校の今野校長はじめ先生方が、地域防災を「地域住民の協力」ということに視点をおき、4年生の社会科授業で、今回の地域防災活動を授業で取り上げて頂いたことが大きかったと思います。
授業の中で、開催予定の訓練実施についても紹介いただきました。
今回訓練に参加しようと思った子ども達は、家庭内で話題を持ち、家族全体に関心を拡げてくれたと思います。
地域防災に携わるものとして、今後に向けて心強く感じました。
小雀小学校地域安否確認訓練のご報告
小雀小学校エリアでは、今年も防災拠点訓練日の朝、安否確認訓練を行いました。
安否確認報告書の提出数は昨年を下回りました(37%→34%)。
そしてご近所も併せて確認し報告いただいた総報告宅数の全会員宅数に対する比率も大きく下回りました(65%→50%)。
この訓練形式は、被災時の地域の状況に関する多くの情報を早く効率的に地域防災拠点に集めることを目的としています。
「共助」を広める試みです。
今回は新たに「滞在場所」をお尋ねしました。
290の報告書提出数の中で「自宅」との表記が2/3に及びました。
「お家で避難」の志向が感じられます。
今後の訓練において、これに応じた内容の検討も必要かもしれません。
防犯防災部より

