お知らせ, 小雀だより

ショートステイ(短期入所)について【ケアプラザ】

今月号も、居宅介護支援事業所のケアマネジャーが担当いたします。今回は、介護に関するご相談の中でもお問い合わせの多い「ショートステイ(短期入所)」についてご紹介します。

ショートステイとは

ショートステイとは、介護が必要な方が一定期間、介護施設に宿泊しながら日常生活の支援や専門的なケアを受けられる制度です。食事や入浴、排せつといった基本的な介護をはじめ、健康管理、さらに施設によっては機能訓練なども行われます。自宅では難しい部分を補いながら安心して過ごせる環境が整っているため、ご本人にとって安全で穏やかな時間を過ごすことができます。

利用の目的

利用される目的もさまざまです。ご家族が旅行や冠婚葬祭、仕事などで一時的に介護が困難になる場合はもちろん、日々の介護を続けていくうえで欠かせない「休息(レスパイト)」としての役割も大きいサービスです。介護は長期間続くほど心身への負担が積み重なりやすく、気づかないうちに疲れが蓄積してしまうこともあります。「少し休みたい」「最近疲れがたまっている」と感じた際にショートステイを利用することで、ご家族の負担軽減につながり、より良い介護を続ける力にもなります。

また、退院後すぐの生活に不安がある場合や、急に介護量が増えて在宅での対応が難しくなった際にも、短期間の支援を受けられる場として活用できます。利用期間は数日から数週間まで、状況に応じて柔軟に調整可能です。

施設でのケア内容

施設内では、利用される方それぞれの状態に合わせた個別ケアが提供されます。栄養バランスを考えた食事、身体状況に配慮した入浴支援、レクリエーションや機能訓練などを通して、日々の生活リズムを保ちながら過ごせるよう工夫されています。自宅とは異なる環境で過ごすことで気分転換となり、生活への意欲が高まる方も多くいらっしゃいます。

利用方法と費用

ショートステイを利用したい場合は、まず担当のケアマネジャーにご相談ください。介護保険サービスとして利用する際は、ケアマネジャーが施設の空き状況の確認や利用日程の調整を行います。費用は介護保険の適用部分(1~3割負担)のほか、食費・居住費が別途かかります。介護保険の申請がまだの方や制度がよく分からない場合も、ご相談いただくことでスムーズな利用につながります。

相談窓口のご案内

横浜市には、身近な相談窓口として「地域包括支援センター(ケアプラザ)」が各地区に設置されています。ショートステイに限らず、高齢者支援、障がい、子育てなど幅広い相談に対応し、制度説明から施設紹介、利用調整まで丁寧にサポートします。

ケアプラザは日常生活の送りづらさを感じた方が、最初に相談する場所です。高齢者や障がい者、子育ての事で何か疑問を感じたら相談する所と覚えてください。

「何かあったらケアプラザ」

☎:045-854-2291

こすずめ町内会

地縁法人小雀町内会
横浜市戸塚区小雀町1193