雨水桝(うすいます)の取扱いについて
小雀公園の管理者から雨水桝の取扱いについての理解と協力のお願いがありました。
「先日朝の巡視の際、小雀公園の中を流れるヨシ原沿いの水路に、油が混入しているのを発見しました。
水流をさかのぼり、公園の外の雨水桝に油が浮いているのが確認されたものの、どこから流れてきたかの確認まではできませんでした。
皆様ご存知の通り、道路わきに設置された側溝や、各家庭の雨水桝に集まった水は、直接河川へと流れ出ます。
そして小雀町内の一部地域の雨水は、小雀公園内の水路へと流れてきます。
今回はホタル生息域にも油が流れ込んでしまい、今後のホタルの発生にも影響がでるのではと心配です。
故意にではなく、ついうっかり流してしまったのかもしれませんが、直接側溝や雨水桝に汚水を流すことがないように注意してください。」
小雀公園管理者
皆さんもご存知の通り、私たちの生活空間には、上水道・下水道管が施設されてあります。
この中で、下水道に関しては、各家庭などからの汚水(台所や風呂の排水・トイレのし尿など)を下水処理場まで運ぶ導管が道路地下に埋設されていて、鉄製の蓋には「おすい」と表示され雨水などが入らない構造になっています。
これとは別に雨水を集める設備が道路の側溝として設置されています。
この水は近くの河川に流され、河川の環境(水質など)を良好に保つ大切な役割を果たしています。
各家庭でも、屋根などからの雨水は「雨水桝」に集められ、道路の側溝を経由して近くの河川に注がれています。
このような理由から「雨水桝」の蓋は庭や道路に降った雨水を取り入れられる構造(中が見える)になっていて、「雨水」と表示されています。
このような構造から、ついうっかり生活用水などを流し込んでしまいがちです。
雨水枡に集められた水は河川に運ばれることを忘れないで下さい。
広報部