小雀町内会長 福井和巳
我が家から100m程上がった通称「大塚」(公文学園上の駐車場)で初日の出を見て、本年は一日も早くコロナ禍が収斂しますよう祈りました。
昨年は、年明け早々に新型コロナ感染症が問題となり、ダイヤモンド・プリンセス号乗客の羅患が確認された後は報道で大きく取り扱われ、4月に政府が緊急事態宣言を発令しました。
この発令によって年末までには解決の方策を含め何とかなるのではないかと高を括ってみていたのですが、このコロナウイルスは生易しいものではありませんでした。
その後は生活するうえで様々な支障や制限を受け、社会経済を大きく圧迫するところとなり、医療施設も受け入れが逼迫するなど、この問題解決のひつぱく方向性さえ見いだせないまま越年となってしまいました。
このコロナ禍で、8月開催予定の東京オリンピック・パラリンピックの最大のイベントが1年先送りとなったのをはじめ、国内の大きな各種イベント(国民体育大会、高校野球大会等)も開催中止、各種スポーツイベントも中止や延期若しくは無観客での開催になってしまいました。
また、小・中学校や高校も、前例のない夏休みより長い春休みとなり、遠足や修学旅行も中止になるなど影響を受けました。
このため、町内会活動も大きく影響を受け、令和2年の3月定例理事会開催からは3密を防ぐため一度も開催できず、「小雀だより」市や県のたよりの配付や回覧板を引き渡すだけとなりました。
このほか町内会イベントの「さわやか運動」「町内会レクレーション大会」「賀詞交換会」も開催できませんでした。
また、保健活動推進員やハートケアが開催を始めたばかりの「森のカフェこすずめ」も2回開催しただけで中断せざるを得なくなってしまうなど何もできない1年となってしまいました。
このコロナ禍を解決には、2、3月から始まる予定のこのコロナウイルスへのワクチン接種が始まりますので、その効果が表れることに期待するところです。
このワクチンの有効性が確認できれば、通常の暮らしが戻ると良いのですが、今感染症のことから、何らか暮らし方が変わるところも出てくるのではないでしょうか。
年度が変わる4月過ぎる頃に、コロナ禍の治まる方向性は見えてくるものと思います。
ついては、町内会活動が通常に戻るに当たり、次の2点について協力をお願いします。
①小雀西地域を運行する「小雀バス」ですが、運行して以来10年余を経過し収支が調わず、運行会社からパス運行について協議の申入れがありました。
企業努力にも限界があるとのことで、協議を始めました。
その後市からは助成金制度ができてバス車両を更新し、町内会特別会員へ協賛金への協力を求めています。
今後は同地域を中心として町内みなさんの協力を求めるなど、バス運行継続に向けて様々な方策を検討して参ります。
皆さんの協力をお願いします。
②本年4月は町内会役員の改選期に当たります。
今期の改選では数人の役員が退任します。
しかしながら、現状は自薦他薦問わず役員の申し出がありません。
心当たりの方に声を掛けて参りますが、会員皆さんの知り合いの方で相応しい方がいらっしやいましたら、役員へお知らせ下さい。