お知らせ, 小雀だより

横浜市原宿地域ケアプラザより

こんにちは、原宿地域ケアプラザ・生活支援コーディネーターの瀧澤です。

横浜市みんなのおでかけ交通事業

今年4月より横浜市が『誰もが移動しやすい身近な地域交通の確保』に向けた取り組みとして、『横浜市みんなのおでかけ交通事業』を開始しました。 
この取り組みは市民生活における買い物や通勤・通学・通院等、自宅周辺や駅などの 日常生活圏域を移動する為の交通手段を今以上に利便性を高めていく取り組みです。

近年、地域交通の中でも『バスやタクシーの運転手不足による運行本数の減便やタクシーがつかまらない』という話をお聞きになった事があるかと思いますが、この問題は横浜市だけに限った問題ではなく全国的な問題となりつつあり、地域によっては深刻な状況で行政機関が『重要課題』として取り組んでいるところもあります。

一部地域の取り組みなどがテレビでも取り上げられているので、目にした方もいるのではないでしょうか。
戸塚区内でも『タクシーがつかまらない、バスの本数が減便された』等で日常生活への影響が出始めています。
タクシーに関しては事業者もネットでの手配を進める傾向にあり、高齢の方や手段に不慣れな方にとっては『不便』です。
2025年には国内で団塊世代の方々800万人が後期高齢者となり、全人口の18%を占めるまでになり『人口の5人に1人が75歳以上』という状況です。
高齢化が進んだ事で運転免許証の返納で移動手段がなくなった方や、今までは自身で元気に歩いて日常の移動が出来ていたが加齢や病気などで移動が難しくなり、通院や買い物等に支障が出始めてきている方々も増えています。
横浜市もこのような状況を予測し早くから市内のいくつかの地域で『新たな地域交通の試み』を行ってきています。
令和7年度は新たな取り組みとして『75歳以上で運転免許証自主返納者への敬老特別乗車証(敬老パス)を3年間無料で交付』を開始しています。
これからますます高齢者が増え地域交通が重要となり、今まで以上に『誰もが移動しやすい身近な地域交通の確保』が必要になってきます。
大船駅から横浜医療センターまでの運行を行っているこすずめ号も地域の重要な交通手段です。

横浜市内でもこすずめ号のような地域交通はとても貴重な取り組みです。
地域交通は利用する方がいないと存続が難しい為、皆さんも利用していただき日常の移動手段として活用をしてみてはいかがでしょうか。

ケアプラザは日常生活の送りづらさを感じた方が、最初に相談する場所です。
高齢者や障がい者、子育ての事で何か疑問を感じたら相談する所と覚えてください。
「何かあったらケアプラザ」☏:045-854-2291     

こすずめ町内会

地縁法人小雀町内会
横浜市戸塚区小雀町1193