安否確認訓練報告書とアンケートに多くのご意見と、ご質問をいただき、皆さんの関心の高さを感じています。
その中で、いくつかの疑問点についてお答えします。
避難所が遠い
小雀小学校は、小雀町の北端の高台に位置しますので、多くの方が避難所までは長い上り坂を登ることになり、大変な思いをされることと思います。
そこで、隣接する栄区の千秀小学校、鎌倉市の鎌倉養護学校、関谷小学校での受け入れの可否を区役所の防災担当へ問合せしたところ、次のような回答がありました。
「千秀小学校への避難については、該当地区を事前に明らかにした上で区役所間で連絡し、避難することは可能。横浜市以外の避難所については、照会しており、回答待ち」とのことです。
地理的に合理的な避難所となることが望ましいので、検討してまいります。
サイレンの音と広報車の声が聞こえにくい
遮音性の高い窓や壁面の普及により、屋外の音が聞こえにくい建物が増えています。
サイレンや広報車の音量には制約があり、巡回では時間を要します。
サイレン塔の増設や防災放送設備の提案を頂きましたが、横浜市では、迅速な避難が求められる津波が予想される沿岸部にのみ防災放送設備を設置し、戸塚区には防災放送設備の予定はまだありません。
広報の可能性がありそうな時には、家の中でも外の音を聞きやすくする工夫をしていただくようお願いします。
実際に安否確認をするのはどんな場合か?
「地域防災拠点」は、横浜市域で1か所でも震度5強以上が観測されたときには、全拠点で開設します。
しかし、安否確認の必要性は地域によって被害状況が異なるため明確な基準は設けておらず、判断は地域防災拠点に任されています。
このため、必要となった場合は、町内会から各組の理事さんに依頼し、全会員にも広報することになります。
(5年前の東日本大震災の折には、神奈川区、西区、中区、港北区で、震度5強となり、全市の地域防災拠点が開設されましたが、当防災拠点は全世帯の安否確認は行いませんでした。しかし、一人暮らしで、ご高齢の世帯については、民生委員の皆さんが各戸をまわって被害状況を確認してくださっています。)
本年度も大雨による「土砂災害警戒情報」が発令され、それによる「避難勧告」または、「避難準備情報」が当地域に出た折の7月15日と9月20日に、小雀小学校に避難所を開設しています。しかし被害が生じる状況には至らなかったので、安否確認は行っておりません。)
避難勧告が出たら広報して
小雀町内にも「即時勧告対象地域」(土砂災害警戒情報の発表とともに避難勧告を一斉に発令する地域)が2か所あります。
①小雀小学校北東の戸塚台に近い傾斜地
②「こすずめ号」バス停「仲の谷下」に近い急傾斜地
です。
該当する地域の居住者へは、区役所から各戸に「土砂災害の危険地域であること」と「避難勧告」が発令された折の対応について、文章でお知らせしています。
発令時には該当地域に区役所が広報を行うとともに、消防団は切迫性の状況に応じた救援に備えています。
皆様が関心をお持ちなので、今後「土砂災害警戒情報」発表により避難所を開設した場合には「小雀だより」でお知らせします。
救援物資を受け取る場所について
救援物資は、配布の公平性などからも、防災拠点に来られた方に配ることを原則としています。
ご本人が来られない場合は、同じ組の方へ依頼するなどしてお受け取りください。
ペットの受け入れはどうする?
横浜市保健所のホームページには「災害時のペット対策」が示されており、防災拠点はこれに準じて行います。
これには、地域防災拠点でのペットと同行避難ガイドラインが示され、避難所が準備すべき内容と、飼い主による平常時の対策などが示されています。
ぜひご覧ください。
避難勧告などの問い合わせ先
気象警報等はNHKのラジオやテレビでも放送されますが、より詳しい情報は地元の放送局が放送しています。
ラジオではFM戸塚83.7MHz、FM横浜84.7MHzの2局。
テレビでは、ケーブルテレビのジェイコムが放送しています。
電話では、戸塚区役所庶務課045-866-8307にお問合せ下さい。
また、「横浜市防災情報」のインターネットサイトでは、一般気象情報をはじめ、市内の地震、水防災、雨量、潮井、などのリアルタイムの情報を確認することができます。
防災情報の入手
防災情報の入手について、携帯による入手方法をご案内します。
市内の警報や避難勧告などの情報を逐次得たい方は、横浜市防災情報Eメールをご利用ください。
登録方法は、entry-yokohama@bousai-mail.jpへ空メールを送信するか、2次元コードを読み取ってサイトに接続すると登録手続きが行えます。
詳細はこちら。
これにより、気象警報、河川水位情報、土砂災害警報情報などの緊急情報が、Eメールでリアルタイムに配信されます。
また、毎月配布される県や市の広報紙には、防災情報やヒントが頻繁に載っています。
ぜひご活用ください。