2月24日(日)千秀小学校において、標記の訓練が行われました。
今回の訓練は年に2回行っているうちの後の分です。
訓練には、栄消防署の味上篤署長及び署員、千秀小学校の市川幸男校長先生と教職員、栄消防団員、また救命指導には住友電工の職員と金井高校生徒など大勢の皆さんのご指導を頂き、防災拠点運営委員加藤重雄委員長の指示の下で行われました。
寒い日が続いていたので天候が心配されましたが、幸いにも好天となり、上着を脱ぐ方も散見されました。
前回9月の訓練は雨天のため屋内での活動だけでしたが、今回は予定していた全ての内容をこなすことができました。
訓練内容としては、
・地域避難所への避難訓練(小雀地区は千秀センターor金井町内会館)・・・避難者名簿作成
・防災拠点訓練(千秀小学校)・・・避難所設営、避難者名簿集計
・情報伝達訓練・・・地域避難所と拠点、拠点と災害対策本部(区役所)
・非常事態訓練・・・AED、応急救護、炊き出し、物品配布
等でしたが、炊き出しに使用する釜が新しい型式の物に変更されたため、実際に火を入れて炊き出しを行いました。
また、今回の目玉として、横浜市消防局より起震車を借り、震度6強の揺れを体感しました。
今回の訓練に、小雀町からは33人(理事さん)が参加しましたが、皆さんからは一時避難場所へ集り人がやや少なかったとの報告がありました。
次回からは、何らかの方法で、周知徹底を図るような努力が必要と感じました。
訓練終了時の挨拶で、栄消防署の味上篤署長から、起震車で体験した震度6強の地震は近々必ずくる地震であり、対策を怠らないようにしてほしい。
激しい揺れには、身を守ることができる空間を、家の中や生活の場で意識して確保しておくことが必要である。
近年の地震でも発生後短時間のうちに圧死される方が多数いることから、寝る場所には特に安全な場所を選ぶ必要がある。
一般的には、柱の多いところや倒れたり落ちてくる物の無い場所と言える。
壁際にタンスの背をつけておいた場合は、揺れる度に引き出しが前へ前へと出てきて、重心が手前になって必ず倒れてしまう。その対策は、タンスを壁から3cmほど離して置き、新聞などを折って厚くした敷物をタンスの手前が持ちあがるように下に敷く。すると、タンスは壁側に傾き、繰り返される揺れにも引き出しが出にくくなるからである・・・と。このような講話がありました。
千秀小学校の校長先生をはじめ、訓練の指導をしてくださった方々に御礼申し上げます。また、参加された皆さんお疲れ様でした。