乗合バス「こすずめ号」の存続について
会員からの投稿
私事が先になって恐縮ですが、私は此のところこすずめ号の利用が激増しています。
月に5~6往復しております。
だから財布の中に400円あるかどうか意識することが多くなりこれが結構面倒です。
さらに積算すると月に4~5千円になるので首を傾げたくなります。
何でそんなに大船に用があるの?と、自問したくなりますが、最近従来からたまにあった買い物に歯医者通いが加わったのが大きな要因です。
歯医者の治療はその内なくなるでしょうが東口の整備が完了すれば又出掛けたくなるでしょう。
問題として残るのは、やはりバス代金の積算額です。
私の家は、こすずめ号の停留所まで10秒。
神奈中の常勝寺バス停まで4分です。
距離にして30㍍と400㍍の違いですが、そんなの歩けばいいじゃないの、こすずめ号が無い時には歩いていたものですよ、と。
ただ最近重い買い物をして坂道を上るのはやや辛くなりましたがそれが決定的理由ではありません。
何でそんなに〖こすずめ号〗に乗るの、と家内に言われる始末ですが。
最初は、「こすずめ号存続のための懇話会」のメンバーだった為、ささやかな貢献をしたいと言う気持ちでだったのです。
近々では、少し「横着」になったなと言う実感です。
なんだか神奈中常勝寺のバス停に足が向かなくなったのです。
「悪い癖が身に付いたか……」と反省しているところです。
何だか否定的なトーン(前回の投稿より)で語っていますが、実は私が多用している真の理由は次の3つです。
①時間が正確で大船に出てからの計画が立てやすい。
私の場合、歯医者の予約をバス時間に合わせる様にしています。
その他買い物なども帰りのバスに合わせると言う具合です。
②乗り心地が良い。
余り声を掛けてはいけない運転士さんとの世間話は癒しになります。
何時だったか年配のおばあちゃんが、「腰を痛め医者通いが大変だったがこのバスに乗るようになってから楽になった」と運転手さんにさりげなくお礼を言っていましたが、正にそんな雰囲気があります。
③意外に嬉しい出会いがあります。
この間、グランドゴルフの仲間と会った時、乗った時にはマスクをしていた為その人だと分からなかったですが降りる時双方で気付き、「お久し振りです。どちらへです
か」と問いかけると、「歯の治療でね……」と言われ、「僕もですよ」と応えると、双方殆ど同時に年を取るとねぇー」と笑い合ったのです。
それぞれの方面に別れてから妙に安堵感が湧いたりしました。
通り掛け運転手さんと手を上げて挨拶するのは日常茶飯事です。
私事に片寄って恐縮ですが、私にとっては〖こすずめ号〗は心身ともに身近な存在になって来ました。
さて、と、もしこのバスが無くなったらと思うことがあります。
寂しくなることは確かです。
情感の押し売りはどうかと思いますが、もしこのバスが廃止されたことを考えると背筋が寒くなります。
寂しくなると言う情感だけなら未だしも私たちの営みに実質的な支障を来すと思います……。そのことを念頭に置きながら利用すべきだと思います。
口はばったい言い様ですが、とにかく我らが生んだ子〖こすずめ号〗を育てて行こうと言う原点に帰ることが大事だと考えている次第です。
以上
11組 足立雅人