小雀だより

原宿ケアプラザより「アルツハイマー型認知症予防」

皆様こんにちは。
新型コロナウイルスの第7波が迫っています。感染症対策を行いましょう。

今月はアルツハイマー型認知症予防を中心にお伝えします。
アルツハイマー型認知症は、診断されている認知症の60~70%を占めています。
その原因は、アミロイドβ(ベータ)=老人斑というたんぱく質が、脳内に40歳以降20年程度かけ徐々に蓄積され、神経細胞が正常に働くことが出来ず、認知機能が衰える記憶障害が生じるといわれております。
また、アミロイドβが溜まりだし10年もすると脳の萎縮が始まります。
20年以上経過すると急激に認知機能が衰え認知症となります。
アミロイドβは若い方や健康な方の脳にも溜まります。
通常は溜まっては排出を繰り返しますが、加齢とともに排出されにくくなります。その予防法は十分な睡眠です。
良い眠りがアミロイドβを排出する効果を高めます。
記憶障害は「記銘力障害」と「想起障害」の2種類あります
。記銘力障害は、新しいことが覚えられない障害で、悪化すると数分前に話したことを覚えていられません。
想起障害は過去に覚えたことを思い出せない障害です。
よく「あれは何だっけ」とか「あれ、あれ」など思い浮かんだ名前や地名などが出てこない現象です。
記憶障害に有効な対策は、メモを取ったりノートに書き込むなどの習慣をつけることや、意識的に以前のことを思い出すなどして、記銘力や想起力を衰えさせない工夫をすることです。
また、人と話すなどコミュニケーションをとる事で、脳(海馬)の機能低下を予防します。
先月は、生活習慣病予防が認知症予防に有効ですとお伝えしました。
その他に有効な予防は今述べた、人と人とのコミュニケーションです。
2年以上予期せぬ新型コロナウイルスのため、対人コミュニケーションが激減し、認知症の方が増えているような気がします。
高齢者の方たち特に一人暮らしの方の中には、1日中座って何もしないか、テレビの前に座ってボーっとして過ごされている方が、少なからずいらっしゃると思います。
それが認知症になりやすい生活様式と言えます。
好きなことや楽しいことを見つけてください。
例えばクロスワードパズルや詰将棋やマージャンなどパターン化されていないゲームや、新聞を読み研究して行う競馬や株式投資を少額で行うことや、新しい友達を作り人と話すこともおすすめです。
旅行に行くことで新しい友達との出会いや新しい発見があるかもしれません。
コロナが終息した時のために今から計画しておけば認知症の予防にもなり一石二鳥ですね。

ケアプラザは日常生活の送りづらさを感じた方が、最初に相談する場所です。
高齢者や障害者、子育ての事で何か疑問を感じたら相談する所と覚えてください。

「何かあったらケアプラザ」 ☏:045-854-2291

こすずめ町内会

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