11月26日(日)9時より小雀小学校地域防災拠点訓練を実施いたしました。
当日は予報通り突然の低温日になり、加えて朝は少雨ながら雨も降る状態でした。
この結果、9時から予定の起震車体験は消防署に準備はいただいたのですが稼働出来ないこととなってしまいました。
これらが要因になったか、10時からの体育館での講習参加者は総勢70名程度に止まりました。
講習は予定プログラム通り進められました。
最初の「ペットの避難」について区の鈴木係長より、飼い主が負うべき責任についてケージの用意や日頃の集団生活への飼い慣らしなど多くの説明がありました。
また事前に一時預け先の確保しておく事の重要の指摘もありました。
そしてこれを補足説明したパンフレットと、万一の事態のために所持して欲しい「安心手帳」の冊子が配布されました。
次の消防署向井所長からの「災害に伴う火災への対応」についてでは、当小雀地区の地震、火災における危険度の説明があり、当地区が大規模被災エリアになる可能性が低いとの設定のため、大規模地震時等での消防署対応が遅れる可能性があり、そのためにこの地に19カ所設置されている初期消火箱を住民自ら作動させることが重要との話がありました。
最後にNPO法人の伊藤代表理事から「在宅避難の心得」についてでは、今の建物の場合、想定される最大深度6程度ならだいたい住宅建物として耐えられるが、問題は家具の転倒防止等の室内の耐震対策の実施と、水や食料そしてトイレパック等の備蓄が極めて重要になるとの指摘となり、近日区で用意された「お家で避難」パンフレットがこれらを適切にまとめられ有効とされ、配布されました。そして、ストレスフリーのこの在宅避難を推奨されました。
このように3つの講習はそれぞれ住民に直結する実際の課題に関する的確な問題提起とその実際の必要な対処行動を具体的に説明する内容で、貴重で有効なものでした。
それだけに、天候に恵まれず参加が低調であったことが残念でなりませんでした。
しかし、このテーマは永続的に取り組む重要課題であり、引き続き機会を設けて提起して行きたいと考えています。
※小雀小学校防災拠点訓練に参加できず、配付資料の「ペットの避難」「お家で避難」をご希望の方は、町内会の電話にお申し出ください。
後日お届けします。町内会の電話は留守番電話設定となっています。希望の旨と組名、お名前を吹き込むか、ショートメールをご使用ください。
小雀小学校地域安否確認訓練を実施しました
小雀小学校地域では防災拠点訓練に先立ち、安否確認訓練を実施し、多くの住民の方々の参加ご協力をいただきました。
今年は実施方法を大きく変更しての実施としました。
実際の被災時を想定しそれに則した行動とすることを趣旨としました。
今回の実施に際しては例年通りの理解で、時間設定が明確でなく寒い中一時避難所に長時間理事を待っていたなどの疑問提起が少なからずあったようです。
この取りまとめのご報告は後日いたします。