今回は原宿地域ケアプラザデイサービスが担当させていただき、介護保険についてお伝えしたいと思います。
介護保険について
介護保険制度は高齢化の進展に伴う介護ニーズの増大、核家族化の進行や介護する家族の高齢化など、要介護高齢者を支えてきた家族をめぐる状況の変化により、従来の老人福祉・老人医療制度による対応が限界となり、2000年に高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組みとして創設されました。
今年2024年度にも制度の見直しが行われ、サービスを提供する介護事業所に支払われる介護報酬が全体で+1.59%の改定となりました。
その背景には、近年の介護現場の離職率の高さや、常態化した人材不足により、安定したサービスの提供が困難となっている状況があります。
今回の改定では介護現場で働く人々の処遇改善を行い、良質な介護サービスの提供と働きやすい職場づくりが求められています。
また、ここ数年のコロナウイルス感染症の流行や自然災害により、事業を休止せざるを得ない介護事業所も多々あり、感染症や災害発生時にも継続的にサービス提供ができる体制を構築するため、業務継続計画の策定が義務付けられました。
その他にも「地域包括ケアシステムの深化・推進」「自立支援・重度化防止に向けた対応」「良質な介護サービスの効率的な提供に向けた働きやすい職場づくり」「制度の安定性・持続可能性の確保」を基本的な視点とした改定が実施されます。
介護保険制度は複雑で、携わっている者でも理解が困難に感じることがありますが、ご自身のことや、ご家族のことで、必要になることがあるかもしれません。
制度について少しでも理解を深めていただければ幸いです。
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