お知らせ, 小雀だより

原宿地域ケアプラザより

今月は原宿地域ケアプラザ「居宅介護支援事業」が担当させて頂きます。

居宅介護支援事業は介護支援専門員とも呼ばれるケアマネジャーが所属し、要介護の認定を受けた方や要支援の認定で包括支援センターから委託があった方のご相談に対応しております。

介護報酬改定(介護保険制度改正)

今回はケアマネジャー(介護支援専門員)目線から今年の法改正についてお話させて頂きます。
介護報酬改定(介護保険制度改正)は、3年に一度のサイクルで行われ、常にその時々の社会情勢や環境の変化に対応できるように見直しが行われています。

今回の改正では居宅介護支援事業にも様々な変更点がありましたが、その中でケアマネジャー1人当たりの取扱件数(利用者人数)が現行の40名未満から45名未満に変更となり、今までより5名多くの方を担当する事が出来るようになりました。

昨今ケアマネジャーが不足していると耳にする事も多いと思いますが、その対策のために1人あたりが担当できる人数を増やす事で、ケアマネジャーの手が足りずに必要な方に支援が届かないという事を防ぐ狙いがあります。

一方でケアマネジャーにはモニタリングといって各ご利用者の自宅を要介護の方の場合は月に1回以上、要支援の方の場合は、3ヶ月に1回以上定期的に訪問するという義務があります。

その際にご利用中のサービスが介護保険上適切な状況かどうかや実際の利用状況の確認、その他普段の生活状況やお困りごと等をお伺いしておりますが、担当人数が増える事により1人にかけられる時間が減ってしまう可能性があります。

私達ケアマネジャーは介護保険に関わる業務が主にはなりますが、ご利用者の状況に応じてそれ以外にも様々なご支援をさせて頂くことがあります。

ケアマネジャーが行えるご支援には制限があり、例えば入院の手続きや治療方針の同意などは行う事が出来ませんが、相談できるご家族のいない方等は区役所や包括支援センター等と連携し対応する事が必要になる場合もあります。

そういった介護保険以外の業務も担当人数が増える事で増加する事が懸念されますが、私達ケアマネジャーとしてはご利用者やご家族と信頼関係を築き、今まで通り安心して何でも相談頂ける関係性を維持できるように努めさせて頂きたいと考えております。

また、ご利用者やご家族だけでなく地域の方や民生委員のかたからの情報でより良いご支援につながる事もありますので、いつでもご遠慮なくご連絡頂ければ幸いです。

ケアプラザは日常生活の送りづらさを感じた方が、最初に相談する場所です。
高齢者や障がい者、子育ての事で何か疑問を感じたら相談する所と覚えてください。

「何かあったらケアプラザ」 ☏:045-854-2291

こすずめ町内会

地縁法人小雀町内会
横浜市戸塚区小雀町1193