『集いの場』について
今回は生活支援コーディネーターの瀧澤が担当させていただきます。
今回は『集いの場』について触れたいと思います。
年齢を重ねると、誰でも外に出る機会が徐々に少なくなり、家で過ごす時間が多くなってきます。
すると、気分が落ち込みプレフレイル(前虚弱)状態に陥りやすくなります。
皆さんの中にも『体重減少・筋力低下・疲労感・歩行速度低下』が該当するという方は居ませんか。
2つ以上が該当すると『プレフレイル』状態と判断します。
集いの場に出かけ、なじみの人との会話で笑い、活動で活力がでたり、楽しめるようになると日常に変化が出てきます。
『集いの場』は、新たな友人を作る機会となり、自身の役割が持てる場所にもなりえます。
気軽に参加出来る場所やともに活動できる仲間をつくることで、自宅以外の自分の居場所ができるため、閉じこもり防止にもつながります。
また、仲間同士でお互いに気を掛け合うようになれば、見守りとしての効果も期待できます。
実際、いつも集いの場に参加していた方がお休みをされ活動終わりに自宅へ帰る道すがら自宅へ様子を見に行ったところ、体調を悪くし寝込んでいたために救急搬送したことで、入院になった例もあります。
もし、集いの場に参加することなく誰にも気にしてもらえなかったらと考えると怖いですね。
集いの場で仲間と会話して笑ったり、作品を作ったり、昼食を一緒に食べ過ごす事でさまざまな学びがあり、脳を使うことで認知症予防も期待できます。
集いの場では軽い体操などの活動を取り入れているところも多くありますが。
近所の方の庭先や、駐車場で井戸端会議のような集まりでも立派な『集いの場』の役割を果たしています。
多くの地域で『集いの場』を見て来た人の中には何気ない集まりを『地域のお宝』と呼ぶ人もいます。
気の合う仲間が友人宅に集まり、編み物を始め、できた作品を地域の施設に寄付したところ、大変に喜ばれ自分たちの励みになり、さらには編み物つながりで仲間が集まり、自宅を集いの場として開放し『編み物の展示会』を行うようになった方もいます。
自分の得意な事で始めた事がだんだんと広がり同じような趣味を持った方の憩いの場になっています。
集いの場は高齢者だけでなく、子供や若い人等の誰もが参加して楽しめる場所です、小雀町にもこんな『地域のお宝』が増えると良いですね。
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