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「介護用ベッドについて」横浜市原宿地域ケアプラザより

横浜市原宿地域ケアプラザより

こんにちは。今月から5回にわたって介護支援事業所のケアマネジャーが担当いたします。

介護用ベッドについて

今回は介護用ベッドについてお話をしたいと思います。
介護用ベッドは正式には特殊寝台といい、介護保険では原則要介護2以上の方が利用することができる福祉用具です。
背上げ機能と高さ調整ができる2モーターと、背上げ機能と高さ調整、足上げ機能がある3モーターなどを利用することができます。
布団からの起き上がりが大変な方、膝の痛みがある方は高さ調整ができる2モーターのベッドがおすすめです。
また足のむくみがある方であれば足上げ機能がある3モーターの利用をおすすめします。
ベッドの長さもレギュラータイプ(191センチ)の他にミニタイプ(180センチ)やロングタイプ(205センチ)の3タイプあり、利用される方の身長に合ったベッドを利用することができます。

その他マットレスは柔らかいものや硬いものを選べるだけでなく、体圧分散できるタイプや床ずれ防止機能がついたものも選ぶことができます。
ベッド自体も床くらいの位置まで下げられるタイプや起きる時に椅子型の状態になり立ち上がりがしやすくなるタイプもあります。
ベッド上で食事をとる方のためのテーブルや床ずれ防止のクッションなどの付属品も借りられます。
その人の生活状況や体の状態によって自由にベッドのタイプを選ぶことができます。

また介護申請をされた方、要支援の方と要介護1の方は介護保険ではベッドが借りられませんが、自費対応でベッドを借りることはできます。
ベッド、マットレス、ベッド手すりがセットとなっており、値段は福祉用具業者によっても違いますが、2モーターで1か月700~900円、3モーターで1か月1,000~1,200円程で借りることができます。追加料金でテーブルなども借りることができます。

備え付けのベッドからの立ち上がりに時間がかかる方は、ベッドの高さが合っていないことが考えられるためレンタルのベッドの利用をおすすめします。
よく利用者や家族から「今、ベッドがあるから大丈夫」との声や「ベッドは大きいので家に入るか心配」との声が聞かれます。
介護用ベッドは福祉用具事業者がベッド一台をそのまま持ち込まず、分割された部品を部屋で組み立てるので、どんな家でも設置することが可能です。
介護用ベッドを含めて福祉用具のレンタルは1週間程試すことができ、必要なくなったら返却できるのが利点となっています。
気になる方はケアプラザにご相談ください。

ケアプラザは日常生活の送りづらさを感じた方が、最初に相談する場所です。
高齢者や障がい者、子育ての事で何か疑問を感じたら相談する所と覚えてください。
「何かあったらケアプラザ」☏:045-854-2291

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