お見舞いと御礼
今回の台風では、大雨・暴風などの警報に加えて、竜巻注意情報が一晩に幾度も報じられました。
根本から倒れた木や電線に引っかかった大枝、木の葉のちぎれ方を見ても、近年にない強い台風でありました。
町内でも家屋や農作物などの被害が見られ、復旧にはさぞ苦労されたことと思います。
被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
また、倒木は土砂の流出により、道路の復旧などに精を尽くされた皆様、協力誠にありがとうございました。
避難所開設
土砂災害の危険性が高まったため、9月8日17:00に警戒レベル3、避難準備・高齢者等避難開始が発令されました。
このため、危険性が高いと考えられている区域の全戸に消防署から情報が伝えられるとともに、小雀小学校に避難所が開設されました。
町内からは1世帯のご家族が翌朝まで避難されました。
その後、危険性がさらに高まったことで、翌朝4:45警戒レベル4の避難勧告が発令されましたが、同日の8時に土砂災害警戒情報が警戒解除されたことに伴い、避難勧告も解除されました。
なお9月3日にも大雨のため、21時10分にも同様の避難勧告が発令されましたが、3時間後に警戒解除されたため避難所の開設には至りませんでした。
油断は禁物
千葉県では主要な送電線の鉄塔が倒壊して長期にわたる停電が広域で生じ、二次的な影響でも様々な苦労が報道されています。
小雀町での停電はおおむね数時間から半日後に復旧したため、冷蔵庫の中身を捨てずに済んで一安心されたご家庭も多かったことと思います。
しかし、今回の停電被害はたまたま千葉県に集中していましたが、それはどこで起きてもおかしくないことです。
実際、昭和61年3月23日には、神奈川県厚木市で関東大震災の2倍のエネルギーにも耐えられるはずの送電鉄塔が季節外れの風雪で、複数本倒壊し、県西部を中心とする広域停電が生じました。
その停電では、小雀浄水場の機能も長時間停止しています。
また、今回の被害を免れた方でも、台風の去った翌日の屋外の荒れ様を見て、日頃の備えの重要さや、早めの避難の必要性を実感されたこととを思います。