お知らせ, 小雀だより

原宿地域ケアプラザより

皆様こんにちは
今年の冬はインフルエンザだけでなく、新型コロナウイルスにも注意しなければなりません。

手洗いうがいを小まめにおこない、他者との距離を適切に保つなどの、感染の予防に引き続き努めましょう。

今月からは福祉用具についてお伝えします。

福祉用具は利用される方の自立をお手伝いするために、生活環境を整えるための道具であり、また、介助者の負担を少なくし、より安全に介助するためのものです。

利用の仕方で「借りたり(福祉用具貸与) 」、「買ったり(福祉用具購入)」、「工事する(住宅改修・住環境整備事業)」と大きく分けて3つのパターンがあります。

利用される方のお体の状態や、ご自宅の環境などで使い分けます(福祉用具の購入品は直接肌に触れるものとお考えください)。

まずは介護ベッドからお伝えします。

ベッドは身体が動きにくくなった方が体を動かしやすくする寝具です。

ベッドの柵と背上げ機能を使うことで起き上がりが容易になります。そしてベッドサイドに腰かけて立ち上がったり、車いすなどへ移乗します。

一般のベッドは、柵もなく背上げ機能もないため、起き上がりが大変です。

介護ベッドにはモーターが1~3ヶ所付いています。

モーターは背上げやひざ上げの機能のほか、高さを調整する機能があります。

介護ベッドを自費で購入する場合、安くても20万円。

その他にべッド柵(2万円前後)やマット(5万円~)などを購入するとかなりの高額になります。

また、購入の場合は本人の体調が変化したときでも同じベッドを使い続けることになります。

福祉用具の事業所のほとんどが自費のレンタルベッドの利用が可能で、体調変化に応じてベッドやマットを本人の状態に合ったものに交換できますので、ベッドは購入するよりもレンタルされたほうが本人にとっても経済的にもよろしいのではないかと思います。

ちなみに自費で介護ベッドを1式レンタルしたときの費用はどの程度かかるのでしょうか。

業者にもよりますが、月に1万円~1万5千円程度です。

購入するかレンタルするか悩ましいです。

要介護認定のある方は介護保険の制度を使い介護ベッドを利用しましょう。

介護保険を利用して介護ベッドをレンタルする場合は、基本要介護2以上の認定が出ている方が利用いただけます。

ご利用の目安は負担割合が1割の方で、ベッドとマットレスとベッド柵(2箇所)で、月に千円程度からレンタル利用が可能です。

では、介護認定が要支援1~要介護1の方で介護ベッドをレンタルしたいと考えている方にはどうすればよいのでしょうか。

福祉用具を扱っているほとんどの事業者が自費のレンタルベッドを、月に1式千円~千五百円で提供しています。

ただし条件があり、介護保険を申請されて要介護度のある方です。(例外として、医師が必要であると認めた場合等、介護保険
を利用しレンタルできることもあります)

小雀町の皆様が介護ベッドの必要性を感じたら、まずはケアプラザにご相談ください。

一番良い方法を一緒に考えていきましょう。

今年最後の小雀だよりの投稿です。

少しでも皆様のお役に立てればいいなと思って2月からケアプラザの事などを投稿させていただきました。何かあったらケアプラザを思い出していただければ嬉しいで
す。皆様良いお年をお迎えください。

横浜市原宿地域ケアプラザ
地域包括支援センター(担当:宮上)

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こすずめ町内会

地縁法人小雀町内会
横浜市戸塚区小雀町1193