備蓄品や非常持出品を準備していますか?
災害発生直後は、食料や日用品の購入が難しくなります。
家族構成を考えて、必要な備蓄をしておきましょう。
また、すぐ取り出せるところに非常持出品を準備しておきましょう。
備蓄する量の目安は最低3日分です。
家族構成や生活スタイルにあわせて、食料や日用品を少し多く買い備えて、備えたものを順番に使いながら新たに買い足していく循環型備蓄(ローリングストツク)という考え方もあります。
~備蓄品~
□飲料水
1人3日分で9㍑が目安です。
(例)3人家族の場合
3人×9㍑=27㍑
□食料品
クラッカーなど調理せずに食べられるもの、缶詰(缶切りが不要なもの)、レトルトご飯などカップ麺は時間がかかりますが、水でも調理できます。
※食物アレルギーのある方は、自分に適したものを備蓄するようにしましょう。
□トイレバック
1日あたりの平均排泄回数は5回といわれています。1人3日分で個程度が目安です。
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家庭のトイレなどに設置して使用する「凝固剤」と、「処理袋」のセットです。
ホームセンターなどで購入できます。
~非常持出品~
□懐中電灯・ランタン予備電池も用意しましょう。
□携帯ラジオ
AMFM、両方聞けるものを用意し、予備電池は多めに用意しましょう。
手回し発電式もあります。
□貴重品
現金、預貯金通帳、印鑑、健康保険証
□その他
紙皿、紙コップ、救急医薬品(ばんそうこうなど)、常用薬、お薬手帳、携帯電話用充電器、ウェットティッシュ、生理用品、ビニール袋、タオル、歯磨用品、軍手、食品用ラップ、ホイッスル
こんな家庭にはこんな非常持出品も!
□乳幼児のいる家庭で用意するものミルク、ほ乳びん、離乳食、スプーン、おむつ、おしりふき、着替え、ベビー毛布、おんぶひも、乳幼児のおもちゃ
□要介護者のいる家庭で用意するもの
着替え、おむつ、障害者手帳、補助具等の予備
□妊婦のいる家庭で用意するもの
さらし、脱脂綿、ガーゼ、母子手帳、新生児用品
過去の大地震経験者から学ぶ
~被災時にあってよかったもの~
過去の大地震では、断水が起きたため、生活用水(洗濯、入浴、洗面)やトイレ、飲食用の水で困った人が多くいました。
そこで、水の備蓄はもちろん、水を運ぶポリタンクや台車、身体をふくウエットティッシュが特に役立つたと言われています。
また、停電やガスの不通によって、食事や家族間の連絡で困った人も多くおり、懐中電灯や携帯ラジオ、携帯電話用充電器、乾電池、卓上コンロも重宝されました。
さらに、女性については、生理用品などの備蓄も役立ったと言われています。
自分そして家族の性別や年齢を考慮し、必要な備蓄を行いましょう。