皆様こんにちは。
今年の冬はインフルエンザだけでなく、新型コロナウイルスにも注意しなければなりません。
手洗いやうがいを小まめにおこない、ソーシャルディスタンスを適切に保つなどの、感染の予防に引き続き努めましょう。
今月は入院されている家族が退院されるときの、介護サービスの利用の仕方についてお伝えします。
病気や怪我で長期入院され、治療やリハビリで数週間から数か月の入院を余儀なくされることもあります。
実際1週間の安静で15%、3週から5週で50%の筋力が落ちると言われています。
高齢者は10代や20代の若者に比べ筋肉量は少なく、筋肉を増やすことが難しいため回復には入院期間の3倍以上の時間が必要です。
その為ほとんどの方は退院後に何らかの支援が必要です。
65歳以上の方は介護保険の申請を行ない、退院後に介護サービスを利用できます。
もし病院から介護保険の申請をするようにと言われたときは、速やかに介護保険の申請を行なってください。(申請は区役所またはケアプラザで可能です)
治療する病院からリハビリする病院へ転院し、そこで退院が近づくと病院から自宅の生活環境や生活スタイルを聞かれることがあります。
これは退院後の生活に支障がないかを確認するためです。
そのほか必要に応じて「家屋調査」が行なわれます。
家屋調査はリハビリの専門家、今後担当するケアマネジャー、福祉用具の専門家が、自宅に伺い、自宅での本人の動線や動きを確認し家族の要望を聞き取り、退院した日から自宅で安心して生活ができるようにするための打ち合わせを行います。
手すりなどを取り付けたほうが良い所や、工事を行わなければならない所の確認、福祉用具を利用し安全を確保したほうが良い所など、自宅での生活が安心して過ごせるように提案し、自宅の環境整備をおこないます。
また、入院中に介護保険の申請を行なっていれば、退院後ホームヘルプサービスやデイサービスを利用しなければならない時に、スムーズに利用することが可能になります。
病気や怪我で長く入院していることに慣れている方はいないと思います。
初めてのことに戸惑い退院後の自宅での生活に不安を抱く方も多いのではないかと思います。
まずはケアプラザにご相談ください。一緒に考えていきましょう。
次回は、福祉用具について考えていきましょう。
横浜市原宿地域ケアプラザ
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